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文字の役割
文字の役割、情報を正しく伝えるには?

背景の写真に馴染んで文字が目立たない、色を使いすぎてどこを読めばよいのかわからない…そんな印刷物を見かけることがあります。情報を正しく伝えるには、文字の大きさや配色にも配慮することが大事です。レイアウトをする際に、文字をどう扱うかは避けては通れません。ここでは、そんな文字の役割について、デザインで文字を目立たせる3つのPOINTをご紹介します。

デザインで文字を目立たせる3つのPOINT

写真の上には
白・黒・赤が鉄則

写真の上に文字を載せる場合は、可読性を意識しなくてはいけません。可読性とは、読みやすさの度合いを示しており、文字として認識できるかどうかのことです。可読性を上げるには、写真の人物・背景と文字が区別できるような配色が必要です。基本的には、どんな色ともコントラストを強調できる白・黒・赤を文字に使うのがベストですが、写真の構図や階調などが問題になる場合があります。

基本的には、ゴチャゴチャした背景に文字をレイアウトするのはあまり向いていません。

Before

After

このような場合は、文字の下にコントラストがはっきりするような色を配置して、文字を目立たせるという方法を使うと良いでしょう。

フチや影などの加工で
文字を目立たせる

写真の上に文字をレイアウトするとき、可読性や視認性を上げる方法として、「フチ加工」があります。これは文字に白や黒などのフチをつけて文字を見やすくするものです。


フチを使った場合


影(ドロップシャドー)を使った場合

ただしウェイトの太い文字の場合、隣り合う文字とフチが重なってしまい、かえって見づらくなる場合もありますので、使い方に気をつけましょう。フチの太さにも注意が必要です。また、文字に影をつけたり、アンダーラインを引いたりするのも、可読性や視認性を上げる定番の方法です。

書体(フォント)の
種類やサイズ、太さを
変えて使い分ける

キャッチコピーやタイトル、見出しは、書体のサイズや太さを使い分けたりすることで、印象を強くすることができます。ゴシック体は、線の太さが均一なので、明朝体に比べてインパクトがあり、目に入りやすい特徴があります。そのため、簡潔に要点を伝える文章やキャッチコピーに使われることが多いフォントです。タイトルはゴシック系でも、長い文章には可読性を重視し明朝体を使うこともあります。もし統一感を出しつつ明朝体を目立たせたいのであれば、ウェイトを太くしたりサイズを大きくしたりしましょう。ただし、使用するフォントによっては太さやスタイルが使い分けられない場合もあります。フォントを変えずに見出しを目立たせるには、先ほど紹介したように、フチ加工をおこなったり、色のついたアンダーラインを引くのが良いでしょう。強調したい文字だけを大きくしてみたり、装飾を施したりするのもおすすめです。

ゴシック系

明朝系

デザインで文字を目立たせる3つのPOINT まとめ

チラシやDMを非デザイナーが作る場合、写真と文字の区別がつきづらかったり、フォントの種類を使いすぎたりと、バランスがとれていないパターンをよく見かけます。大事なのは統一感と目立たせたいところのメリハリです。抑揚が効いたデザインはセンスもよく見えます。ぜひ、意識してデザインしてみてください。

配色の基本
デザインで必要な配色の基本って??

デザインの色使いで気をつけなくてはいけないことはどんなことでしょうか?例えば不慣れな人が作成したもので、時折見かけるのが「調和がとれていない」「色が多すぎる」「見づらい」デザインです。なぜこのような現象が起きてしまうのでしょうか?それは配色のルールを無視しているからです。配色とは、色を配置、構成すること、つまり色の組み合わせです。配色には様々なルール、理論があります。あまりにも専門的になってしまうと非常に難しい話になりますので今回は割愛しますが、とってもシンプルな法則だってあります。そこで今回は、チラシやDMにおける配色のルールや注意点をご紹介します。

配色の様々なルール

「70:25:5」の比率

配色には70:25:5という比率があります。これは印刷物だけでなくWebサイトやプロダクトデザインなどで使用されている配色の比率で、3つの色を以下の割合で配色します。

ベースカラー:70% / メインカラー:25% / アクセントカラー:5% まずは、この比率に使用される色についてご紹介したいと思います。

ベースカラー
ベースカラーは70%と一番割合が高く、背景などの広い面積に使用する色です。そのため、白や明度の高い色、淡い色、薄めの色がよく使われます。

メインカラー
25%と2番めの割合であるメインカラーは、イメージカラーやコーポレートカラーなどが該当します。ロゴやキャッチフレーズ、メインコンテンツなど読み手に一番見てもらいたいコンテンツに使用します。

アクセントカラー
アクセントカラーには、目立たせたい、見落とされたくないコンテンツに使用します。アクセントカラーには、メインカラーと真逆の色(色相環でいう補色)を使用することで、メリハリをつけることができます。

色相とは、色合い(色味)や色調のことです。
色相環とは、色相の総体を順序立てて円環にして並べたものです。

文字と形のコントラストを意識する

文字や形の「見やすさ」を上げるためには、コントラストがとても重要になります。つまりメリハリです。チラシやDMにはもともと業界や商品が持つイメージカラーなどがありますが、視認性を意識して配色を行えば、より読み手に伝わりやすいデザインになるでしょう。

視認性(見やすさ)

視認性を高めるには、背景色と対象になる色の明度や色相に差を与える必要があります。例えば、明度が近い色同士を組み合せると、文字が読みにくくなります。逆に、明度が高い色と低い色の組み合わせは、文字が読みやすくなります。また、色相が隣り合っている色同士は馴染みが良いのですが、背景と文字の組み合わせとしては相性が悪く、読みづらくなります。逆に、背景と文字の色相に差がある場合は可読性が高くなります。

このように、色の組み合わせは可読性に大きな影響を与えます。

色数を抑える

いくらシンプルなデザインでも、色数が多いととたんに見えづらくなり、煩雑な印象になります。色数はできるだけ少なくし、不必要な色を使うのは避けましょう。先ほどご紹介した70:25:5の比率も使用している色は3~4色でしたね。どうしても色数を増やしたい場合は、すでに使用している色と同系色(類似色)を使ってみてください。色馴染みがよいため違和感なく見えるはずです。

デザインで必要な配色の基本とルール まとめ

今回ご紹介した配色のルールは非常にシンプルで簡単なものですが、これを守るだけでデザインが格段と良くなるはずです。チラシやDMの制作とまではいかなくとも、プレゼン用のスライドや社内資料を作る上でも、このルールは役に立ちます。資料が読みにくかったり見づらいと、内容がいくらよくても全体の印象が悪くなることがあります。デザイナーほどのセンスはなくとも、このルールを覚えておけば簡単にセンスの良い資料を作ることができます。ぜひ参考にしてみてください。

レイアウトの基本
文字と写真を活かすためのレイアウトの基本って??

一般的なチラシにはメインの写真とそうでない写真が混在しています。何を一番訴えたいのかは、写真の大きさで決まります。もし同じ大きさの写真を並べていたら、何を一番伝えたいかがわかりません。文字の配置にしても、フォントの大きさは優先順位とほぼ比例しています。一般的なチラシのタイトルや見出し、キャプションなどを見てもわかるように、文字の大きさを変えることでメリハリをつけ、見えやすくするという効果もあります。このように、わかりやすいチラシを制作するには、写真と文字の使い方を工夫する必要があります。そこで今回は、チラシやDMで文字と写真を活かすためのレイアウトの基本をご紹介します。

視線の誘導でチラシを魅力的にしよう。

文字の配置と大きさで視線を誘導する

わかりやすくインパクトのあるチラシを作成するには、文字の配置と大きさを工夫しなければなりません。例えば、文字群を一つの場所にまとめてレイアウトしてしまうと、そこだけに視線が集中してしまい、他の情報が見落とされる可能性が高くなります。同じ位置に同じ大きさの文字をまとめてしまうと、情報の優先順位もわかりづらくなります。チラシの中で視線の誘導を意識しながら、情報全体に目が行き渡るよう工夫しましょう。

実際のレイアウト作業では、この順番にステップを踏んで作業すると順序だった制作ができるでしょう。

縦組と横組の組み合わせで視線を誘導する

視線を誘導する方法はフォントの大きさや位置だけではありません。印刷デザインでは縦組の文字と横組の文字を組み合わせることがよくあります。雑誌を読むと、二つの文字組みを組み合わせて視線を上手く誘導していることに気がつくはずです。文字を配置する場所が上下や左右などに偏らず、チラシ全体に目が行き届くようにすると、情報が整理されやすくなります。

文字と写真を活かすためのレイアウトの基本 まとめ

写真や情報などの要素は同じであったとしても、文字の大きさや位置、フォント、装飾の使い方次第でチラシの印象はがらりと変わります。文字の使い方を間違えると、伝えたいことの半分も伝わらないチラシになりますし、商品の魅力も半減してしまいます。また写真と文字のバランスも大事です。まずは誰に何を伝えたいのか、何を強調したいのか、大事なことは何なのか、チラシの目的や優先順位、ターゲットを考えましょう。その上で、読み手に伝えたい情報を漏れなく伝えられるレイアウトを意識してみてください。